小網代の森の視察

 8月22日から3日間で、来年度の予算編成に向けて、各市町村から県への要望をお聞きする自民党県議団の市町村ヒアリングが行われました。各市町村長の方が出席され、各地区で抱えている課題、要望をお聞きしました。貴重な皆様の税金の使い道ですので、ひとつひとつ丁寧に多角的な観点で判断をしていきます。

■ 8月24日
 3日目は小網代の森の視察から始まりました。面積は70ヘクタールで、関東地方では唯一、水系を軸に森林、湿地、干潟、海が自然状態でまとまっている集水域で希少種を含む貴重な生態系がある場所です。2010年2月に神奈川県で保全に必要な用地の確保がなされました。今後、神奈川県、トラスト財団、NPO団体で保全のための整備を進めていきます。貴重な自然をいつまでも大切に保っていけるよう神奈川県としても力を入れていきたいと思います。午後は葉山町、逗子市、鎌倉市、三浦市、横須賀市の要望をお聞きしました。

市町村ヒアリング

2011年8月22日〜24日

箱根明神林道の視察

■ 8月22日
 厚木市にある防災センターにて、大和市、座間市、厚木市、海老名市、愛川町、綾瀬市、清川村の要望をお聞きしました。県からは県政総合センターの二見所長、厚木土木事務所の木下所長、厚木土木事務所東部センターの村松所長、広域幹線道路事務所の具嶋所長が出席されていました。市町村からは道路や河川に対する要望の他、二次救急医療、医師確保、小児医療助成費などの医療機関の課題や、生活保護支援のこと、防災や地震対策、ヤマビル対策など要望は多岐にわたりました。

■ 8月23日
 2日目は小田原市総合市庁舎で行われました。真鶴町、湯河原町、箱根町、小田原市の道路などの要望をお聞きしました。ヒヤリングの後は箱根明神林道の視察を行い、説明を受けました。この道路は林道のため一般車両は通行ができません。整備をして一般車両も通行ができるようにすることにより、交通の分散や渋滞の緩和、災害や緊急時の代替ルート、観光圏域の拡大が期待されています。一方で、樹木の伐採や地形の変化によって動物や自然環境、地下水への影響も発生します。費用面でも莫大な費用がかかります。ルートの候補も複数あり、コストも違います。ひとつひとつ慎重に検討し、バランスを見ながら結論を出すことが重要となります。