■ 商店街活性化のための視察
 近年、ショッピングモールなど綺麗で便利な郊外型の大型店舗が数多くできています。一方、従来型の商店街は、空き店舗も目立つところもあり、ご苦労されている商店街の方もいらっしゃいます。この日は、川崎の八丁畷と鶴見区の3つの商店街を訪れました。商店街によって、かなり状況は違いました。高齢化社会となっていくにつれ、身近なところで買いに行きたくても出かけることのできない買い物難民などの問題も発生しています。商店街ならではの魅力やサービスをアピールできるようアイデアを出して支援していきたいと考えています。

■ 地方空港の視察
 地方の空港は景気の低迷でどこも運営が大変です。こちらは長崎空港を訪れた時の写真です。こちらの空港は、2007年にリニューアルされ、キッズルームやビジネスルームを設けたり、バリアフリーにも積極的に取り組んでいます。観光の振興にはお客様のニーズをつかむことが大切です。さまざまな施設を訪問した際のアイデアを神奈川県の観光の発展にもつなげていきたいと考えています。

■ 羽田空港の視察
 2010年10月に羽田空港は新国際線旅客ターミナルが完成し、青葉区の皆さんにとっては成田と羽田で選択肢が増え、海外旅行が益々便利になったのではないでしょうか。この日は完成する前の新滑走路を視察しました。空港へのアクセスはもっぱら都心からのアクセスの改善が話題になっていますが、青葉区からのアクセスについても改善を進めています。高速横浜環状北西線により、東名高速と第3京浜とがつながり、羽田へのアクセスもこれまでの1時間から、30分へと短縮される見込みです。現在、環境への影響などを調査している段階ですが、市民の皆様の意見を最大限取り入れて推進してまいりたいと考えています。

■ 畜産技術センターの視察
 神奈川県海老名市にある畜産技術センターを訪ねました。 同センターは畜産関連技術の開発と普及を行っています。このセンターでの研究で、神奈川型家畜用浄化槽や複列発酵乾燥ハウスなど全国に普及している技術が生れました。神奈川県では、こういった高い技術を使った浄化槽などの普及に努め、個人の畜産農家や共同利用に対して助成を行っています。

現状の課題を正確に認識し、皆様のご要望をできるだけ反映していくために、常に現場に足を運ぶことを心がけています。
いつまでも、一市民として、市民感覚を大切にした活動を行っていきます。そのためにも多くの方々と接して話をお伺いし、ご要望にお応えしていく努力をしていきます。
ぜひ、皆様と一緒に、新しい活力ある神奈川県づくり、安心できる未来づくりを目指していきたいと思います。
これまでの活動を、ほんの一部ですが、こちらで報告していきます。

■ 湘南大橋の工事現場視察
 相模川の河口に架かる国道134号線の橋で、渋滞緩和のために2車線を4車線化する工事が行われていました。2010年3月に工事が終わり、これで藤沢片瀬海岸から平塚市高浜台までの11.8kmが4車線化されました。今後、西湘バイパスまでの3.5kmについても4車線化が検討されています。道路事情の改善は観光への波及効果も期待できます。限りある財政の中で、皆様のご意見をうかがいながら有効なものに充当していきたいと思います。またこの橋は命名権によっても収入を得ています。こういったアイデアも盛り込むことも考えていきたいと思います。

■ みうら漁協の視察
 三浦市の三崎にあるみうら漁協を訪れ、漁業、水産業の方々のお話を聞くことができました。原油の高騰は切実な問題です。定置網漁船にも乗せていただきました。三浦市は海に囲まれたところで、観光地としての要素も兼ね備えた土地柄です。横浜市のお隣で漁業の盛んな地域として、おしゃれなフィッシャーマンズワーフみたいな街ができればいいのではなどとも思ったりします。これからもアイデアを出し、活性化していくことをサポートしていきたいと思います。

■ 金沢養護学校の視察
 こちらの写真は神奈川県立金沢養護学校内の社会人になるための高校のコースの職業訓練の部屋です。こちらの学校では、子どもたちひとり一人について、将来の自立と社会参加の姿を保護者の方とともに思い描き、実現に向けて授業が行われています。それぞれのニーズに合わせて柔軟な授業展開がなされています。お子さんがしっかりと自立していくためには、特に、その子に合ったきめ細やかな指導が欠かせないと思います。県の財政は厳しいですが、こういった施設には必要な支援をこれからもしっかりとしていきたいと思います。

■ 神奈川県警航空隊の視察
 現在、神奈川県警は5機のヘリコプターを所有していますが、老朽化のため2011年には1機使用できなくなり4機体制となります。航空隊は海難救助、山岳救助、犯人追跡捜査など多岐にわたり活躍し、出動回数はなんと1日平均6回も行われています。犯人捜査には夜間でもしっかり見え、倍率70倍でもぶれない高性能双眼鏡で犯人の車のナンバープレートまで確認できます。皆様の生活の安全を空から見守ることのできる貴重な装備です。これからも、費用対効果をしっかりと見極めながら、有効な装備を充実させていきます。

■ 台風被害などの視察
 神奈川県は海にもたくさん接しており、美しい海岸線を持ち、多くの人が訪れて楽しんでいるのではないかと思います。この日は、超党派のなぎさ議員連盟で、三浦のシーボニアマリーナを訪れました。普段は穏やかな海も、2009年の台風18号では、ここシーボニアマリーナも大きな被害を受けました。多くの海岸線を持つ神奈川県にとって海岸整備は大きな課題のひとつです。限られた予算の中、効果的な対策を打っていきたいと考えています。

■ 神奈川県立精神医療センターの視察
 写真は脳の中の状態を表示させる3Dソフトとそのための器具です。とても興味深く拝見させていただきました。こちらの施設では、現代病とも言われている「うつ病」対策のための病室があります。うつ病の原因は、経済的不安、過労、職場での人間関係、家族との別れや不和、子育てストレス、老後の不安などさまざまです。うつ病の治療には、医師の適切な治療はもちろんのことですが、周辺の方々の理解がとても重要です。うつ病の原因をなくしていく取り組みとともに、皆さんにうつ病の理解を深めていただくための活動に取り組んでいきたいと思います。

■ 神奈川県予防医学協会視察
 写真は新生児の「タンデムマス・スクリーニング検査」の見学しているところです。この検査で、先天性の代謝異常など、20種類以上の赤ちゃんの病気の早期発見ができます。乳幼児突然死や脳などへの重度障害を予防することができます。しかし、神奈川県でこの検査ができるのは、横浜市立大学付属市民総合医療センターのみです。自民党政調会では、この検査が広く導入されることを国に要望しています。
 新生児に関する視察では、この他、県立こども医療センターも訪問しています。同センターは新生児特定集中治療室(NICU)を備えています。しかし、常に満床という状態が続き、100名近い新生児を県外に搬送しなければならない状況です。なんとか平成20年度には6床増やすことができ、21床となりました。しかし、1000g以上の新生児はこのNICUに入れず、逆に障害を患ってしまうケースもまだまだ発生しています。少子化対策として、こういった設備についてもしっかりと充実していかなければなりません。
また、設備と同時に医師などの人材も増員しなければなりません。特に私は医師だけでなくハイテク機器を管理する技師についても議会で増員を要望し、臨床工学技士を2010年度より2名増員することができました。

■ ドクターヘリの視察
 海や山などレジャーが盛んな神奈川県ですね。万一の大けがのときに短時間で現場に駆けつけることができます。人の命は時間が大きく左右することも多々あります。ドクターヘリはそんな救急医療の要です。救命救急には迅速で的確な判断のできる医師や、ヘリや機材の整備士の確保も重要です。神奈川県の救急医療の充実を図っていきます。

現場活動

■ 地震に強い水道管の視察
 尼崎市のクボタを訪問しました。こちらの会社では、全国規模で水道管を作っています。こちらで作られている水道管は、地震の際にもつなぎ目が抜けにくく破損しにくい特徴を持っています。この水道管をはり廻られていた兵庫のウォーターフロントでは阪神淡路大震災のときの一か所も被害を受けなかった実績があります。神奈川県の水道管は93%以上がこの水道管で全国1位です。大震災の際のライフラインの早い復旧は大変重要です。神奈川県では老朽化した水道管を順次、この地震に強い水道管に交換しています。